読了後は著書から漲る膨大な熱量に圧倒。 物語の舞台は中国に返還される前後の香港。少女の死の真相を探るミステリ要素をベースに、当時の香港をとりまく情勢、主人公の青春や成長が鮮やかな筆致で描かれている。 権力を前に一歩も引かず抗うエネルギーに胸が熱くなり、今後の自身の生き方や志を問われた気がした。 解説にて瀧井朝世氏が簡単に香港の歴史について説明してくれているので改めて勉強になった。 タイトルの奥底に込められた著者の熱い思いがじわじわと胸に広がってくる。