
らいか
2026年9月13日
京極夏彦「冒険小説 今昔続百鬼 雲」読了。 「岸涯小僧」「泥田坊」「手の目」「古庫裏婆」の4篇の短編集。今回の主役は妖怪研究家、多々羅勝五郎。榎木津並みに自由奔放なこの先生がストーリーを進めれる訳もなく、同じく妖怪好きではあるがまだ常識のある沼上さんの目線で話が進む。 うん、まあまあでしたこれは。多々羅勝五郎先生の身勝手さに振り回される沼上くんと言った感じが、榎木津の傍若無人さに振り回される手下どもとの関係に似てるのだろうけど、ちょっと勢いが落ちるのよね。なんでだろうか。仕掛けはいいんだけど、最後の謎解き部分がこう、カタルシスがないと言うかたまたま解けちゃった感がでるよね。だって多々羅先生は謎解いてる気がないんだもの。 兎にも角にもここまで読了。鵺の碑まであと少しとなって参りました。次は「百鬼徒然袋 風」へ行ってみましょう。
今昔続百鬼ー雲
京極夏彦
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