自分が1年半考えて結論が出てこなかった「彼らはなぜ生きているのか」という問いに対しての作者が考えた答えを読んで、これは本当に向き合ってきた人の考えだと感じた。障がい者にここまで寄り添ってくれるエリートがこの世にいることは救いだ。 「この子らに世の光を」ではなく、「この子らを世の光に」。忌避されがちな障がい者にとって果てしなく遠い理想だとは思うが、その気持ちを持って障がい者と向き合っていたい。