翼がなくても

翼がなくても

中山七里
双葉社 (2019年12月12日発売)
ISBN:9784575522945
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作品紹介・あらすじ

陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか? また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!

感想・レビュー (1件)

清々しさ残る読了感。ミステリ要素は少なくも大いに感情揺さぶられた。 絶望と挫折から頂点を目指すべく這い上がった沙良の圧倒的な精神力、奮闘劇は読み応え抜群だが、犬養刑事 vs 御子柴弁護士のくだりもかなりの見所。 パラスポーツの厳しい現実等も勉強になった。