2025年4月12日
1937年イギリスで出版 2003年発行 文庫 訳者 加島祥造 最初に 著者の前書きと 訳者からのおねがい が載っている *ゆっくり読んで *地図を見て参考に *「探偵小説が[逃避行文学]だと するなら読者はこの作品で 〜南国の陽射しとナイルの青い水の国 に逃れてもいただける訳です」アガサ ...ひととき旅するように楽しんで ってことか... ・リネット.リッジウェイ(ドイル) →美貌の若い資産家女性 銃で殺される ・サイモンドイル→リネットの結婚相手 ・ジャクリーン.ド.ベルフォール →リネットの親友でサイモンと婚約していた リネットとジャクリーンは 親友なのに ジャクリーンの婚約者と リネットがいきなり 結婚していてビックリした ・アンドリュー.ペニントン →リネットの米国の財産管理人 リネット夫婦がエジプト旅行に 行くと聞いて偶然を装って その旅に参加する ・ジム.ファンソープ →英国の法律事務所職員 ペニントンがエジプト旅行に リネット夫婦と共に同行すると聞いて 大急ぎで自分も参加する ・ポアロ→探偵 ・ミセス.オッターボン→女流作家 ・ロザリー.オッターボン→女流作家の娘 有名なリネットに不平等という 感情を持っている ・ジョアナ.サウスウッド→社交界貴婦人 ・ミセス.アラートン→ジョアナの従兄弟 ・ティム.アラートン→アラートンの息子 リネット.サイモン夫婦の後を ジャクリーンがつけ回し エジプトの船の旅に参加する リネットがジャクリーンの付きまといを ポアロに相談 依頼 するが断られる ポアロは リネット サイモン ジャクリーン 3人に直接話を聞き 人物分析する ・ギド.リケティ→考古学者 〜エジプト旅行中に ミセス.アラートンが現地の子供達が 土産を買ってくれと付きまとうのを 嫌がるところが出てくるけれど… 今のYouTube動画(エジプト等の旅) にも似た場面出てきて…こういうの 伝統なのか‥遺伝的性格なのか‥ 今も昔も同じにみえる〜 ・ヴァン.スカイラー→金持ち老婦人 ・コーネリア.ロブス→スカイラー従兄弟 ・バウァーズ→スカイラーの看護婦 ナイル川を船で旅して 観光地により 遺跡見たり 土産見たり そのうち 船の人と言葉交わすようになり なんとなく性格もわかってくる この本読んでいる時 [どうぶつの森]やっていて 本読んでゲームして…繰り返して いたのでゲームの中で ナイル川観光‥探検‥している ような気分になった その中で リネット サイモン ジャクリーン と知り合いになり 殺人事件が起きた… リネットが殺された後 ・レイス大佐→英国特務機関員 ポアロ時共に事件の捜査をする ・ファーガスン→社会主義的な男 ・カール.ベルナール→中年の医者 〜ポアロ 「美貌の大金持ちのリネットの 周りには色んなものがある 矛盾した 憎悪 嫉妬 羨望 意地悪 まで 蝿の群れみたいに ブンブン…ブンブン…」 船に乗っていた人達は皆 一筋縄ではいかない捻くれ者‥蝿の群れ 犯人が見つかりそうになると殺されたり‥ 疑わしい人物の名前 言おうとすると銃で撃たれたり‥ コーネリア(ポアロからみると際立った性格) にいきなりの結婚の申し込み.. ..社会主義思想の汚い身なりの男.. と思いきや伯爵... コーネリアは中年医者を選ぶ 真珠泥棒のティムと 庇おうとしたロザリーが恋仲に.. 最後に犯人は サイモンとジャクリーンとわかる ...銃で命を絶つ 犯人が自ら死を選び 悲しく 潔い キレイな終わり方 この小説より後に 書かれた小説が アガサの小説に影響されて いるんだろうな.. と思えてくる ただの殺人事件の 犯人探しだけじゃなく 幸せエピソードや 悲しい愛情の話出てきたりする 前半の船旅も楽しかったし 後半の3女性の殺害事件の 犯人探しも 二転三転し 目がはなせなかった 出てくる登場人物全員 曲者だけれど 全部が善でも悪でもなくて (ハリポタの登場人物みたい) 人との相性によっては 幸せそうだったり 不幸せそうだったりで 面白かった 訳者のアドバイス通り ゆっくり ちょっとづつ (1クラスの人数位 人出てくるので) 読んだ方が楽しめる 楽しい読書だった
ネタバレを読む
ナイルに死す〔新訳版〕
アガサ・クリスティー/黒原 敏行