人魚の眠る家

人魚の眠る家

東野圭吾
幻冬舎
ISBN:9784344427303
本棚登録:553

作品紹介・あらすじ

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れたーー。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

感想・レビュー (5件)

日本の医療についてとか家族とか色々考えちゃいました。自分の家族がこうだったら、こういう家族が周りにいたら…と想像してしまいます。

脳死は人の死か否か。深く考えさせられた。

長女を取り巻く人物の、それぞれの気持ちがよく分かる。 生きてるとは言えない状態で生かされている。それを親が選択できる。私だったらどう選択するかな。

【良作】 買うべき本