
らいか
2026年2月11日
ロバート・A・ハインライン「宇宙の孤児」読了。 プリデスティネーションという映画を観てとても面白かったので、原作の「輪廻の蛇」を読んでみようと思ったのだが見つからなくて、ハインラインの本はこの一冊だけ見つけたので手始めにこらから始めてみようかと。 昔から翻訳本は英語を直接的に訳したような独特な文体と、登場人物の名前が名前と苗字とニックネームがごっちゃになって、誰が誰だかわからなくなるのが苦手だったのだが、最近「三体」とか「プロジェクトヘイルメアリー」とか読んだら、とても読みやすい文体になってたので翻訳本へのハードルがだいぶ下がってきたのもある。 初版が1978年とあって、やはり文体は古い。英語を直訳したかのような言い回しの数々。これが苦手だったのだよ。でも、内容は面白い。面白いので文体の古臭さを乗り越えれる。 設定から良いもの。恒星間宇宙船の中で何世代も過ごすうちに、初期の目的を忘れて宇宙船の中が世界の全てだと思って暮らしてた人々が、ある1人の若者をきっかけに真相がわかりはじめる。というか、そもそもの目的を思い出し始める。そもそもの目的が彼らの中で神話化されてるのよね。 長さもほどよかった。250ページぐらいある文庫の小説なのだけど、感覚的には短編を読んだかのようにあっという間に読み終えてしまった。 解説を読むと「メトセラの子ら」ともちょっと繋がってると言うじゃない。俄然興味出たね。輪廻の蛇以外に読まなければならない本が増えてしまった。 やるな、ハインライン。
宇宙の孤児
ロバート・A.ハインライン/矢野徹
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