勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~

勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~

夏川 草介
KADOKAWA (2019年11月28日発売)
ISBN:9784041084229
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作品紹介・あらすじ

看護師の月岡美琴は松本市郊外にある梓川病院に勤めて3年目になる。この小規模病院は、高齢の患者が多い。 特に内科病棟は、半ば高齢者の介護施設のような状態だった。その内科へ、外科での研修期間を終えた研修医・桂正太郎がやってきた。くたびれた風貌、実家が花屋で花に詳しい──どこかつかみどころがないその研修医は、しかし患者に対して真摯に向き合い、まだ不慣れながらも懸命に診療をこなしていた。ある日、美琴は桂と...

感想・レビュー (4件)

爽やかに読めましたよ〜 片田舎の病院の雰囲気がいいですね

現役医師が手がけた命の大切さをテーマにした作品。スピノザの診察室のような命の大切さについて考えさせられる本だった🥲

現代の老人医療がかかえる問題、心に引っ掛かっていた問題提起、医療はどこまでやるべきか 重い課題を提起するなかで さわやかな 安曇野のかぜがふく。