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#月に笑う 上下巻 #木原音瀬 2009年発行 今年も残すところあと一月🤣 痛々しいシーンが苦手で疎遠になっていた木原先生だけど、「吸血鬼と愉快な仲間たち」をきっかけに、再びちびちび読み始めました😍 これは面白かった! チンピラ信二と、いじめられっ子中学生路彦の奮闘、挫折、絆と成長の物語。 個人的主観ですが、木原音瀬先生の本は、やっぱりBL的甘いムードが皆無🤣 …そこが好き!とおっしゃる読者さんも沢山いるんですよね。 恋愛要素が薄くても充分惹きつけるお話でした😍 暴力団組員の信二は、義理人情に厚いのがイイ。意外に寂しがり屋で、路彦くんに懐かれて満更でもない様子が楽しかった。 イジメられていた路彦くんは、怪我が絶えず可哀想でしたが、変わった子で面白かったです。警察に保護された時、刑事を脅した台詞にはゾっとしました。 末恐ろしい子だった! 組に擬似家族を夢見ていた信二が、すべてを失った時は本当に悲しかったです😭😭😭 東京の組長の息子が本当に最低の利己主義!! こっちから見限ってやって本当に良かった。 残酷な運命に翻弄されてしまってからの逃避行はドキドキしました。 モヤシっ子路彦が、後半は別人の様にキレッキレに活躍するのにもうビックリ。 悲願のエッチは、執着攻めとなった路彦の独壇場でした🤭 会えない期間も、変わることがなかった二人の気持ち。変わらない部分と変わっていく部分があるのが人生。 「おかえり」 って言ってもらえて良かった~❤️ 「月に笑う1」は中学生路彦の視点で語られる出逢い編。「月に笑う2、3」は山田信二の視点の物語。 みやさん レンタル本ありがとうございました💕
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