おあとがよろしいようで

おあとがよろしいようで

喜多川 泰
幻冬舎 (2023年10月4日発売)
ISBN:9784344041714
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作品紹介・あらすじ

人は皆、出会ったものでできている。 金も夢も友もない上京したての大学生・暖平。 ひょんなことから落語研究会に入ることになり、 “背負亭(しょいてい)こたつ”として高座に立つ羽目に!? 累計100万部突破の名手がおくる、 新しい自分に出会える人生応援小説。 あらすじ 大学進学を機に群馬から上京したばかりの門田暖平は一人、新品のこたつを亀の甲羅のように背負い佇んでいた。配...

感想・レビュー (3件)

落語に出会って、人に出会って、変わっていく感じがわくわくする。

大学に入学したばかりのコミュ障気味の門田暖平。入学式で出会った先輩碧に連れられるように落研に入部。少しずつ人との関わりの楽しさを覚え、世界を広げていく物語。 ちょっと出来すぎな感はあるが、少しずつ陰から陽へと変化し、自分を変えていく暖平が清々しい。 人間は、落ちていくときとかダメになろうとするときは誰かを誘おうとせるくせに、上がっていくときとかよくなろうとするときはコソコソ一人で行こうとする