嫉妬の正体

嫉妬の正体

谷沢 永一
祥伝社 (2020年11月2日発売)
ISBN:9784396116170
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作品紹介・あらすじ

嫉妬が渦巻く日本社会で生きる術 著者いわく、「日本人は非常に嫉妬の感情」が強く、「社会的に高い位置にある人々や、経済的に恵まれている階層に対し、決して寛大」ではない。これは悪い面ばかりではなく、「他人より一歩でも先へと急ぎたがる心情があればこそ、日本の国力が現今に至るまで飛躍的に発展した」のである。人間誰しも、嫉妬からは逃れられない。松下幸之助が「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と述べた...

感想・レビュー (1件)

嫉妬の恐ろしさを知った。 というのも、作者がいかに嫉妬という言葉であらゆるものを片付けているか垣間見てたからだ。 自分に向けられたマイナスの感情全てを嫉妬だと受け止めてしまうようで、自分の落ち度や反省点を見出そうとしていないように見受けられた。 嫉妬というものを過大に捉えてしまうと、自らの成長を阻むことになってしまうようだ。 妬む気持ちよりも、嫉妬されているという過剰な自尊心の方が恐ろしいのかもしれない。