口福のレシピ

口福のレシピ

原田ひ香
小学館 (2020年8月21日発売)
ISBN:9784093865869
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作品紹介・あらすじ

料理は、作られなくなったら死んでしまう。 フリーのSE兼料理研究家として働く留希子の実家は、江戸時代から続く古い家柄で、老舗料理学校「品川料理学園」を経営している。大学こそ親の希望があって栄養学を専攻したが、幼い頃から後継者の道が決まっている雰囲気や、昔からの教則本を使う学園の方針への抵抗が留希子にはあった。卒業後は、製品開発会社にSEとして就職した。しかし、料理をすることは好きだった。SN...

感想・レビュー (2件)

スラッと読めて暖かな話

料理学校の娘、るきこその料理学校ができた頃の西洋料理を日常的に調理できるよう試行錯誤を重ねたしずえその2人の視点から交互に物語が進んでいく。心の中に実家への反発もあったるきこが少しずつ受け入れていく様子もよい。何より出てくるごはんがおいしそう! 酢キャベツ2、3センチ角に切ったキャベツな軽く塩。しんなりしたところに酢と油、少しの砂糖を加えてなじませる。にんじん、玉ねぎ、パプリカを千切りにして加えてもよい。ポン酢醤油や寿司酢を少し加えても美味。