外の世界の話を聞かせて

外の世界の話を聞かせて

江國香織
集英社 (2026年2月26日発売)
ISBN:9784087700367
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作品紹介・あらすじ

南天文庫には、外とは違う時間が流れているーー。 私設図書館。元公民館の空き家。斎場。夜の飲食店。インドネシアの農園。 いつの時代も、「隙間の場所」では物語が生まれる。 時間と場所を超えて重なり、織り上げられてゆく人の生に静かに耳を傾ける、珠玉の群像劇。 私設図書館・南天文庫。高校一年生の陽日は、幼い頃からここに通い続けている。他の子供たちが帰ったあと、運営のあやめさんと話すようになったのはいつ...

感想・レビュー (1件)

5/3読み終わり。なんだこれは、、ものすごく良かった。江國ワールド全開。ほんとにほんとに。登場人物が多くて複雑なんだけど。南天文庫に通う高校生・陽日、とその友達の瞳。南天文庫を経営するあやめ、昔公民館(ピンクの家)を不法占拠して生活していた他3家族(真実子と功の兄弟や功の同居人で真実子の元旦那とか)南天文庫のあやめが、陽日に「外の世界の話をしてくれたらコーヒ淹れる」という。陽日は、あやめが話してくれるピンクの家の話が好き。学校や友達の面倒な事はあるけど、南天文庫(隙間の場所)で過ごす。文調や描写が、これでもかと江國さんで、読後感は最高です。