レビュー (1件)
読み終えてありがとうって真っ先に言いたくなるし、勝手に救われたなと思う(でもそんな勝手な重さをものともしないくらい、すべての歌が軽やかで素敵だ) P60 できたてを舌にのせても熱くない木のスプーンを目標とする すこしずつ存在をしてゆきたいね なにかしら尊いものとして 初めて好きになった短歌の人が笹井宏之さんで、中でもこの一首が大好きで大切で、浪人生の時にお守りみたくずっと頭の中に置いていた。 『できたてを』の歌は勝手に返歌だ、と思って、読んだ瞬間泣いてしまって こういうふうに自分のために生きていきたいし、それが勝手に誰かの救いみたいなやつになってたらいいなと思った。 文フリで手震えすぎて一緒に行ってくれた人に名前書いてもらったのもカキモリのインクが素敵だったのも全部が宝
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