ジェラールとジャック

ジェラールとジャック

よしながふみ
白泉社 (2004年5月19日発売)
ISBN:9784592884309
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感想・レビュー (1件)

#ジェラールとジャック #よしながふみ ♠フランス革命前後の主従ロマンス、第二弾 読み返してもやっぱり同じ所で、喜び、泣けちゃう♥️ 『執事の分際』が貴族の視点なのに対し、主に平民視点で描かれているのが面白いです。名作だと思います。 . . . . 平民のジェラールと貴族の子ジャックの関係が、下僕から家族へ、そして恋人へと移り変わる愛の結晶の物語。主人公それぞれが絶望を経験し、立ち直るまでの心理描写がめちゃめちゃいい。 ジェラールがポルノ作家という職業だったり、可愛いジャックの存在で、物語全体が暗くなりすぎず、心温まるエピソードもあった。 . . . 「その高貴なる女」では、ジェラールの過去 が描かれる。貴族と平民の愛の軋轢。ああ、やっぱりジェラールは素敵だなと確信しました。心の傷の描写は、絵がシンプルな分、言葉に凄みがあった。 終章は圧巻だった。これまでのジェラールが報われたような気がした🌸

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