作品紹介・あらすじ
植物になら、惜しみなく与えられるのに。
花と緑を偏愛し、生身の女性と深い関係を築けない、帰国子女の編集者。
異端者は幸せになれるのか。幸せにできるのか。
著者会心の感動作。
男は必ず間違える。
知っている女の声が頭で響く。誰が言っていたんだっけ。思いだせない。思いだせないけれど、頭の片隅で思う。
女は花なのかもしれない。愛でられたいという本能だけで咲く花。
これは謎かけなのだろうか。僕...
感想・レビュー (1件)
植物についての説明が多くて少ししんどい。帰国子女であることをマイナスに思っている羽野が、植物だらけの自室に固執するのはよく分からんけど自分だけの世界の大切さは理解できる