作品紹介・あらすじ
白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の五度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るように依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。ただ困惑する小説家をよそに、館の住人達の前で探偵は叫んだ。-おお、そこに人殺しがいる。
感想・レビュー (1件)
京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」再読了。 最新作「鵼の碑」を読むためにの読み直しで始めた京極マラソン。もはや最新作が出たのは2年以上前になってしまった。でもここまでたどり着いた。もう少しだ。 さて、この陰摩羅鬼の瑕であるが、正直いうとこれまでの百鬼夜行シリーズの中で一番好きではない。なんだろうな。今回のテーマである儒教の部分がいまいち好きではないのかな。あと、ちょっと設定に無理がある気もするのよね。伯爵のね。その考え方に至る設定がさ。 読み始めて結構早めに、結末が読めてしまうところも。こうなるだろうなあと思ったら、やっぱりこうだったという。王道ではなく予定調和。 あと京極堂の出番が少ないところもかな。もっと京極堂のぐだぐだした長広舌が欲しいのよ。 むかーし読んだ時、そんなイメージだったけどこの歳になって再読したら印象変わるかなと思ったけど、やっぱ昔のイメージのままだった。 まあ嫌いというわけではないのだけど、シリーズの中で言うとランキング的には最下位かな。 さて、次は「邪魅の雫」。行ってみよう。
