薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ

薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ

吉永 南央
文藝春秋 (2023年9月5日発売)
ISBN:9784167920944
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作品紹介・あらすじ

80万部突破! ヒロインは小粋なおばあちゃん <紅雲町珈琲屋こよみ>シリーズ最新文庫 コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草は、愛用していた帯留を一度は売ったものの、手放したことをずっと後悔していた。 そんなある日、それが戻ってきたと連絡がくる。 さっそく東京の店に向かうお草だが、そこで、旧知のバーの雇われ店長が血痕を残して忽然と姿を消し、どうやら殺されたらしいという話を耳にする。 その後...

感想・レビュー (1件)

吉永南央さんのこのシリーズには珍しいサスペンス仕立て。相変わらず場面設定の説明が細かい。最近は細かすぎてくどく感じてしまうことがしばしば。でも、これが吉永さんのスタイルだ。最後はどんでん返しの穏やかな春。ユージン、キョウカ、ジュン &この異母兄弟の父、悪党の室橋。久美さんの恋人一ノ瀬君の隠れていた部分が少しずつ出てきて、今後の展開に興味がわく。