作品紹介・あらすじ
東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った…。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
感想・レビュー (2件)
山陰の港町にある、尽果(つきはて)と言うバス停にある、まぐだら屋と言う食事処で働くマリアと、東京の老舗料亭吟遊の倒産で、彷徨い辿り着いた紫紋。 尽果には、追い詰められた人々が降り立ち、ここで生き抜く理由を見つけて帰って行く。
マリア、シモン、マルコ、ヨハネなど、登場人物の命名に無理があった。 原田マハの作品の中ではイマイチ。自殺が2件。後味の良くないストーリー。最後だけが少し救い。