現役公立小中学校の教員が、教師の現状を書いた一書。 年々増えるコンプライアンスに、業務は細分化、増えていく配慮。 行き過ぎたものもあるだろうし、意識高くの捉え方が履き違えられて、私たち保護者の意識が低くなっているのかもしれない。 学校教育は外食産業のようなサービスではない。 保護者が満足するようなサービスを提供するところではない。 教職員の立ち位置とは、もっとうやまれるべきもので、地域に根ざした協同体であってほしい。 そこには、学校、保護者、地域住民の協力が不可欠なのに、任せきりして押し付けるからこうなる。 日本の良い部分の国民性が、失われつつあるなと思う。