赤と白

赤と白

櫛木理宇
集英社 (2015年12月17日発売)
ISBN:9784087453935
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作品紹介・あらすじ

雪深い町で暮らす、高校生の小柚子と弥子。明るく振る舞う陰で、二人はそれぞれの事情を抱えていた。そんな折、小学生の頃に転校した京香が現れ……。第25回小説すばる新人賞受賞作。(解説/斎藤 環)

感想・レビュー (2件)

凄まじい小説

高校生の子が抱えるには辛すぎる家庭事情に、読んでいて辛くなりました…。 (苺実?は高校生若さゆえの…?と思ってしまいましたが) 私が高校生の頃も知らないだけで、複雑な家庭事情の子がいたのかも知れないな…なんて自分は呑気に過ごしていたんだろうと思いました…。 櫛木さんは母親が子供に与える影響というか…俗にいう「毒親」についてとか、家庭の問題を扱っていることが多い気がして、私も一母親としてこうならないようにしないと…と思いながら読んでいます。