私とは何かーー「個人」から「分人」へ

私とは何かーー「個人」から「分人」へ

平野 啓一郎
読者数: 54
出版社: 講談社
ISBN: 9784062881722

レビュー (1件)

誰かといる時の分人が好き、という考え方は、必ず一度、他者を経由している。それこそ自分を愛するための、他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。 コミュニケーションでどうしても上手くいかないことがあるとき、このような捉え方ができれば相手と通じ合える気がした。

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