作品紹介・あらすじ
宮部みゆきが深い洞察力と鑑賞力で12の俳句から紡ぎだした玉手箱。社会派からホラー、SFに至るまで、あらゆるジャンルに足跡を残してきた宮部文学の新たなる挑戦!
1. 枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる
2. 鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす
3. プレゼントコートマフラームートンブーツ
4. 散ることは実るためなり桃の花
5. 異国より訪れし婿墓洗う
6. 月隠るついさっきまで人だった
7. 窓際のゴーヤカー...
感想・レビュー (3件)
著者が参加している俳句会の方々の俳句を基に綴られた12篇の短編集。 コンセプトからほのぼのした内容かと思いきや…ミステリー、ホラー、SF等幅広いジャンルの宮部ワールドが堪能できる濃厚な一冊。 それにしてもヤバイ男がやたら沢山出てきて笑ってしまった。(笑)
