作品紹介・あらすじ
生きていくことは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。光を求めて進み、熱を感じて立ち止まるーー今秋映画化される『何者』アナザーストーリー六篇を収録。光太郎が出版社に入りたかったのはなぜなのか。理香と隆良の出会いは? 瑞月の父に何があったのか。拓人を落とした面接官の今は……。「就活」の枠を超えた人生の現実。直木賞受賞から3年、発見と考察に満ちた、最新作品集。書下ろし作品も収録。
感想・レビュー (1件)
自分が行うことに自信を持てなかったり、これで良いのか不安になったり、自分は適していないと感じたりすることは多々あるけど、それでも自分なりにこなしていくなかで一瞬でも何かを本気で思い感じる瞬間があれば、それは誠実に取り組んでる証拠なのかもしれない。