作品紹介・あらすじ
いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。
感想・レビュー (1件)
清々しい読了感。 立海と耀子の幼い2人が互いを思い合う様があまりにも眩しくて、何度となく胸が詰まった。 周囲を取り巻く大人達…特に龍一郎や青井先生が放った言葉の数々が胸を打ち、しっかり留めて抱き締めておきたい。照子や間宮じいじ他の登場人物も魅力的。
