作品紹介・あらすじ
江の島へと続くすばな通りの脇道に立つ「ひなた食堂」。入院中の父に代わり厨房に立つまひろはある夜、帰る場所の無い少女、キッコと出会う。
「ここは、腹を空かせた人が飯を食う場所だから」
まひろが作った生姜焼きを平らげた彼女は、いつしか食堂の看板娘に。明るくて恋バナが大好きなキッコさん。でも彼女には「人の心が視える」という大きな秘密があってーー。
キッコの瞳がほぐした心をまひろの美味しいご飯が繋ぐ。...
感想・レビュー (2件)
江の島を舞台に、人の心が視えることで、人を救ったり、溝をつくりながらも、守られながら生きていく。
人の気持ちを理解するのは、難しい。でも見えてしまってもどう扱えばいいのか、余計に悩みが増えるのかも。相手のことを想う気持ちが一番大切ってことだと思う。
