gegetom
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2024年7月1日

私も子供の頃から本を読むことが好きだった。著者のように本と蜜月と呼べる程の読書家ではないが、本に纒わるたくさんの思い出が私にもある。烏滸がましくも、私ならどの本とのストーリーを小説に書こうか、なんてことを思いながら読んだ。本は私にとって師であり代弁者でありエンターテイメントである。また義務感のいらない家族であり気遣いのない友人でもある。私は(まだ)人生を変えるような1冊には出会えていないが、これまで読んできた本が今の私を形作っていることは間違いない。死ぬまでにあと何冊の本を読めるのか。読書欲は尽きない。

さがしもの

さがしもの

角田 光代

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