作品紹介・あらすじ
公演直前に姿を消したダンサー。
美しき画家の弟。
代役として主役「カイン」に選ばれたルームメイト。
嫉妬、野心、罠──誰も予想できない衝撃の結末。
芦沢央が放つ、脳天を直撃する傑作長編ミステリー!
男の名はカイン。
旧約聖書において、弟のアベルを殺害し、「人類最初の殺人者」として描かれる男──。
「世界の誉田(ホンダ)」と崇められるカリスマ芸術監督が率いるダンスカンパニー。
その新作公演「カイ...
感想・レビュー (2件)
パワハラ箇所に嫌悪感を抱きつつも、バレエの世界観と登場人物達の心情描写の秀逸さに終始惹き込まれながら読了。 ミステリより芸術的要素が濃い内容で、全てを捧げ心酔するあまり気付かぬ内に狂気と化してしまう恐ろしさを感じた。殺人動機に若干モヤモヤ。
よく考えたプロットなんだろうけれど、踊りのところの描写とかがくどくて、飛ばし読み。
