作品紹介・あらすじ
野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約...
感想・レビュー (2件)
7/31読み終わり!読み応えあり。面白かった!新しい作家さんとは思えない、帆立さん。上手い。実は、この本が新聞に取り上げられてて、予約したのが帆立さんを知ったきっかけ。現職代議士である「憤慨おばさん」こと高月馨と、その秘書・沢村、新聞記者・和田山、市議・間橋の4人の女性が、高月のライバル代議士浅沼が毒入りワインを飲んで死んだ原因を追究する。女だからというだけの理由による理不尽な差別、LGBT Qの差別やこの世の中に物申す内容。衝撃の真実もあり、さすがの内容だった!!!
謎ありどんでん返しもありで読み応えありました。