魔法のゆび

魔法のゆび

ロアルド・ダール/クエンティン・ブレーク
評論社 (2005年11月1日発売)
ISBN:9784566014121
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作品紹介・あらすじ

“魔法のゆび”は、わたしの秘密。なにかにカッとなると、目のまえがまっかになり、右手の人さし指がピリピリしてきて、とつぜん、光線のようなものが、とびだす。わたしは、“魔法のゆび”を二度と使うまいと決めていた。ウィンター先生があんなことになってしまったから。なのに、ある日、おとなりのグレッグさん一家が、シカを撃ちころして運んでいるのを見たとき、思わずカッとなり、目のまえがまっかになって…。

感想・レビュー (1件)

久しぶりにロアルド・ダールの本を読んだ。彩葉が小さい時からコレクションしていたが、まだ面白そうだけど読んでいなかった物を購入。ダールらしい面白く心優しい内容だった。 新しく知った事はダールについてだ。 彼はパブリックスクールを卒業しただけで大学に行っていない。第二次世界大戦に行って瀕死の重症負った事もある。アメリカ駐在イギリス大使館で児童向けの本を書いていたら、ルーズベルトの大統領夫人に気に入られホワイトハウスに行くようになりフランクリン・ルーズベルトとも友達に なった。そしてホラー小説も書いていたとは驚き だった。彼自身この奇想天外な発想の出所はわか らないらしいが、両親がノルウェー出身で自分 自身ノルウェーの自然に触れて育った事とも 関係があるだろうと言う事だった。