作品紹介・あらすじ
どしゃぶりの日もある。でも、雨はいつかきっとあがる。病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
感想・レビュー (1件)
工女の成長物語にとどまらず、日本文学と西洋美術を愛する者に大きな感動をもたらす作品といえる。実在の人物がところどころに登場するのは著者の得意とするところ。また著者自身をモデルにしたと思わせるストーリーも微笑ましく、どこを取っても胸を打つシーンが読んでいく楽しさをもたらしてくれた。
