うしお

2025年9月6日

ひとりのオジいサンの脳内を覗く。 あれこれ考えては消し、考えて、忘れ、苛立ち、落ち込み、忘れ、反省し、思い出し、独り言をし、考え、妙に理屈っぽくなってみたり、新聞を畳むのに集中?没頭?忘我?してみたり、少し調子に乗ってみたり、自分の中の正義を信じてみたり、現実の衰えに嘆いてみたり、、、オジいサンって忙しい。 たまご2個割っちゃって、それがウマく焼けなくて、そんなに落ち込むかね?ほんとうにこういう老人がいたら、俺はどうやって接することができるのだろうか。 「いかん、このまま立ち去っては消費者としての一分が立たぬ」 「自由でいられるということは素晴らしいことだ。だが、初めて独りでお出掛けをした幼児のように、いつだって心細いのだ」「こんなに古くなってそんなことを言ってもいられないから、何だかんだと理屈をつけてそれを誤魔化しているのだろう。」 「営業は営業日にしなさいよ」 そして、京極夏彦という勝手なイメージでホラーかと思っていたがそんなこたなかった。 2025/9/6

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オジいサン

オジいサン

京極夏彦

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