作品紹介・あらすじ
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれ、蔑まれた第九代将軍・徳川家重。常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫だった。「もう一度生まれても、私はこの身体でよい。そなたに会えるのならば」--。二人の絆を描く、落涙必至の傑作歴史小説。
感想・レビュー (1件)
9代将軍家重 難産で生まれたため、言語障害 肢体不自由などが残り、特に言葉はう〜ぐらいにしか聞こえないので、廃嫡を噂されていたが、大岡兵庫と出会い、言葉を伝えられるようになる。