匿名ユーザー

2026年1月19日

思考の整理学』は、「グライダー人間」(受け身の思考)から「飛行機人間」(自力で飛び回る思考)へ転換し、創造的な思考を生み出すための方法論を説く本で、「寝かせる」「忘れる」「書き出す」といった行動を通じて、アイデアを発酵・熟成させ、本質的な思考を整理することを提唱しています。情報過多の現代において、知識を詰め込むだけでなく、必要な情報を取捨選択し、思考を「発酵」させるプロセスが重要だと強調されています。 主な要点 グライダー人間から飛行機人間へ: 学校教育で育つ「グライダー人間」(受け身)ではなく、自ら考え、飛び回る「飛行機人間」を目指すべきと説きます。 「寝かせる」ことの重要性(発酵): アイデアや問題は、すぐに解決しようとせず、一旦「寝かせる」ことで、無意識下で情報が整理され、良質なひらめきが生まれます(発酵)。 「見つめる鍋は煮えない」というように、集中しすぎず、適度に忘れることも大切です。 「忘れる」ことの効用(捨てる): 不要な情報を忘れることで、頭が整理され、新しいアイデアを取り込む余地が生まれます。情報の取捨選択と忘却が創造性を高めます。 「書き出す」ことの効用(メタ化): 思いついたことを手帖などに気軽に書き出し(一次情報)、それらをノート半ページなどにまとめ直す(メタ化)ことで、思考の構造が見えてきます。 さらに発展させたい思考は、専用の「メタノート」にまとめ、関係性を見直します。 プラス思考と人間関係: 行き詰まった時は、「きっとうまくいく」と自分に言い聞かせ、肯定的な態度でいることが思考を活性化させます。自分を認めてくれる人と付き合うことも重要です。 まとめ 『思考の整理学』は、情報収集だけでなく、それを「寝かせ」「忘れる」ことで「発酵」させ、「書き出す」ことで「メタ化」するという具体的なプロセスを通じて、情報に流されず、自分ならではの創造的な思考を生み出すための実践的な指南書です。

新版 思考の整理学

新版 思考の整理学

外山滋比古

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