明け方の若者たち

明け方の若者たち

カツセ マサヒコ
読者数: 54
出版社: 幻冬舎
ISBN: 9784344036239

レビュー (1件)

夢と希望を胸に 大きな会社に就職した 勝ち組だったはずの僕 でも現実は 思い描いていたものとは 全く違う日常に追われる自分 「こんなハズじゃなかった人生」そこから 逃げることも戦うこともできず 悶々と現実に耐え続ける僕は サラリーマンを演じ続ける そして更に 大学時代出逢った 訳ありな恋人との別れの泥沼に 追い詰められ  何年もの間 囚われつづけている 人を好きになるのって 理屈じゃない そして傷ついた深さの分 立ち直るのも難しい そんな僕の救いは 同期の尚人 普段頻繁に連絡をとってなくても ふとした時にはきちんと繋がる 数年会っていなくても 再会した瞬間 昨日の続きの様に話ができる それが親友 男同士ってなんかいい そんな僕の 大学から社会人の今を描いた 5年間の話です そうだな そうだったなと 若い頃の想いとか悩みとか 古い傷とかを懐かしく想い出す そんな小説でした 『僕』の同年代の人には 凄く響くと思います 多分 王様のブランチで紹介された本 私の読書は ブランチに影響されてる! ミーハーな私😅 多分本屋さんでは 手に取らない部類の本 そういう意味では貴重でしょうか 最後2人が口ずさむ ピロウズの 『ハイブリッドレインボウ』 YouTubeで聴いてみました うんうん この小説にぴったりな曲 BUMP OF CHICKENも カバーしてるみたいです カツセさんは 人気ウェブライターで これがデビュー小説とのことです カツセマサヒコ30年史 ↓ https://omsolar.jp/special/30th/katsuse/ 読むと面白い

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