かにこ

2024年10月8日

153p.グローバル社会の処世術を身につけるには →何が起こるかわからない世の中でお手本になるのは、ユダヤの人たち、あるいは華僑の人たちの生き方ではないかと思う。特定の社会の枠組みの中で通用する知識や技術や学歴ではなく、世界中どこに行っても通用する力を身に付けるという発想が彼らにはある。 彼らの教育の基本は2つ。手に職をつけることと、考え抜く力を磨くこと。 大人になるまでに得意分野を3つ見つけられれば社会を生き抜く確率は高まる。 考え抜く力を磨くためには、いろいろなことについて知識を得て考える訓練をしないといけない。 161p.どうにもならないことをやり過ごすのも勉強 →学校には、塾にはない機能が3つある。1つは集団生活を学ぶ場ということ。2つめは学力的にも性格的にも社会的にもいろいろなタイプの子どもが一緒に過ごすことで多様性を知ることができる点。3つめは嫌いなことをどうやってやり過ごすかという経験を積むことができるということ。特に3つめが大事。自分では選べない人間関係をやり過ごすスキルを身につけるためにも。 216p.勉強したくないというのが本当のメッセージかも →子どもがなぜ勉強しなくちゃいけないの?という問いをしたとき、どういう状況で質問しているのかということを親が理解できるか。子どもがわかるように説明する必要はなく、子どもがなぜそのような問いを発するのかを親なりに考えればいい。それが向き合うこと。

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

おおたとしまさ

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