作品紹介・あらすじ
ある日琴子に、リユース着物店「本庄の蔵」の店長で、年は一歳違いだが戸籍上の甥にあたる柿彦から電話があった。
琴子も昔住んでいた本庄の家の物置部屋から、誰も見覚えのない手描き友禅が出てきたという。
柿彦の母・慶子によれば、まぼろしの作家といわれた朽木聡子の作品らしい。
その後、柿彦が持ってきた着物を見て、琴子の体は震えた。
その水浅葱色の友禅は、記憶のなかにある風景とそっくりだったのだ。
養父母の愛...
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