作品紹介・あらすじ
1948年、終戦後の日本。中学2年になったイコの周囲には、やけどを負った同級生や傷痍軍人の物乞いなど、今だ戦争の傷跡が多く残されていた。母を早くに亡くしいつも心のどこかに不安を抱えるイコだったが、英語の授業で習った【〜ing=現在進行形】にがぜん夢中になる。「現在進行形、今を進むという事!」急展開で変わっていく価値観に戸惑いながら、イコは必死に時代をつかもうとする。そして「いつかどこかへ行きたい。...
感想・レビュー (1件)
「ぼくは、『行きたい。行きたい』って、事あるごとに言うことにしてるんです。これはおまじないです。言わなきゃ…気持ちは見えませんから。」 今しつつある。現在進行形で生きていけたら!