月の裏側

月の裏側

恩田陸
幻冬舎 (2002年8月1日発売)
ISBN:9784344402621
本棚登録:52

作品紹介・あらすじ

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

感想・レビュー (3件)

SFチックで楽しかった。昔は苦手だったがいまは好き

ホラーだった。お化け出て来ないのに、敵がなんなのか分からないのに怖かった。ドキドキして、次が気になってどんどん読み進めた。平穏が待ってるはずなのにそれに抗って逃げていくのがいい

九州の水郷、柳川が舞台。柳川の住民や動物が夜中に突然行方不明となるが、数日で何事もなく戻ってくる。という不思議な現象。