作品紹介・あらすじ
地下鉄サリン事件を境にして、日本のメディアの現場は「右へならえ」的思考停止状態に陥り、さらに9・11テロ事件以降、国際的なレベルでもこの思考停止の輪は広がった。いわく、狂信者、残忍な凶悪集団、ならず者国家、正義対悪の枢軸の闘い…。しかし、はたして世界は、このような善悪の二元論で単純化できるものだろうか。オウム信者も、アルカイダもタリバンも、イラクのバース党員も北朝鮮の工作員も、皆ひとりひとりは、笑...
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