倚りかからず

倚りかからず

茨木のり子
筑摩書房 (2007年4月1日発売)
ISBN:9784480423238
本棚登録:16

作品紹介・あらすじ

「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい/じぶんの耳目/じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある/倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」。強い意志とナイーヴな感受性によって紡ぎだされた詩集『倚りかからず』に「球を蹴る人」「草」「行方不明の時間」の詩3篇と高瀬省三氏のカット16点を添えて贈る瀟洒な一冊。

感想・レビュー (1件)

言葉を仕事にしている人への敬意がふつふつと