外交戦

外交戦

高橋洋一
あさ出版 (2019年12月12日発売)
ISBN:9784866671758
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

外交と地政学をおさえれば、国際問題の原因と結果がわかる! 外交=「貿易」と安全保障、地政学=地理の政治学(地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること)である。 過去・現在・未来の各国の野心とは? それをどう「海を渡り、川を上って」考えるべきか。 日々移り変わる国際情勢とシビアな外交の舞台で、日本はどのような状況に置かれ、諸外国とどう向き合い、どのように立ち回るべきかがわかる1冊。

感想・レビュー (1件)

国際関係=貿易+安全保障 但し、最終決定は各国議会によるため、官僚の一存ではどうにもできない(beyond our control) 貿易:自由貿易は「同程度の経済力」という条件でwin-winの関係である。さらに、戦争へのストッパー、官僚主義の排除という副作用もある。 安全保障:民主主義国同士の場合戦争リスクは低減する。リアリズム、リベラリズムどちらも正しく戦争リスクは低減できる。また、経済制裁については、抜け穴がないと当該国を追い詰めて「死なば諸共」という姿勢を引出してしまいかねないため、外交手腕が問われる。