クラシックを読む1 愛・狂気・エロス

クラシックを読む1 愛・狂気・エロス

百田 尚樹
読者数: 2
出版社: 祥伝社
ISBN: 9784396116415

レビュー (1件)

彼の書いた曲のすべてがピアノを含む曲で、しかもそのほとんどがピアノ独奏曲です。その意味では19世紀に登場したクラシック音楽の作曲家の中で異質なタイプです。 当時、作曲家としてもっとも評価される交響曲やオペラには見向きもしなかったからです。ショパンが生涯にわたって愛したのはピアノです。彼はじたくや小さなサロンなどで少人数相手に演奏するのを好みました。ポロネーズ第6番英雄や12の練習曲のいくつかの曲は別にして、演奏効果を狙った派手な曲よりも内省的な曲のほうが多い。

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