作品紹介・あらすじ
「うちのカレー」には、人それぞれの大切な想いがつまっている──
近所の猫に手をひっかかれた二三の手は、パンパンに膨れ上がってしまい……(「うちのカレー」)。
調理師試験が近づき、万里は、なんと三人から湯島天神のお守りをもらったが……(「漬丼の誓い」)など、
佃「はじめ食堂」を舞台にした、笑って泣いての人情小説。カレーの他にも、焼き魚、牛丼、ハンバーグなど、
なつかしく、ほっとする料理の数々と温かな...
感想・レビュー (1件)
食堂のおばちゃんたちの優しさ。こんな食堂が近くにあったらいいのに。万里の成長と、爺さんとジェンダーの孫との関係。認めあえて良かった。