作品紹介・あらすじ
かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。武士道もそのひとつである。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。▼当時の日本は、まさに文明開化の真っ只中であった。怒涛の如く押し寄せる西洋の新しい価値観によって、社会全体がことごとく西洋化していった。その変わりゆく姿を見て、新渡戸稲造は「日本人とはなにか」を問い直そうと考え始めた。そして...
感想・レビュー (1件)
人として正しく生きる道である義、それを行動に表す勇、他者への情愛、寛容、愛、哀の心をもつ最高の徳である仁、そしてそれが現れた人間としての心の価値でもある礼、ものの終始であり、嘘をつかない誠、恥の感覚をもちつつ寛容と忍耐で人を安易に怒らない名誉、そしてあらゆる可能な手段を尽くして仕える忠義、そういった武士の不文の掟、現代の私達も大切にすべき指針であり、大切にしたい。強くそう思った。
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