作品紹介・あらすじ
人知れず抱えている居心地の悪さや寂しさ。
そんな感情に寄り添い、ふと心が軽くなる瞬間を鮮やかに掬い取る。
注目の著者が放つ七篇。
「コードネームは保留」
楽器店で働く優香は、人知れず“殺し屋”の設定を生きることで、
味気ない日々をこなしていた。
「タイムマシンに乗れないぼくたち」
新しい街に馴染めない「ぼく」は、太古の生物が好きで、博物館が唯一落ち着く場所だった。
ある日、博物館で“現実逃避”...
感想・レビュー (3件)
グッとくる短編たち。
生きづらさを抱えるちいさなあなたに、『きっと大丈夫だよ』と温かなエールを贈る短編集。
どの短編も人の生きざまがやさしいまなざしで描かれていていい。