今度生まれたら

今度生まれたら

内館牧子
講談社
ISBN:9784065218723
本棚登録:110

作品紹介・あらすじ

70歳になった佐川夏江は、夫の寝顔を見ながらつぶやいた。 「今度生まれたら、この人とは結婚しない」 夫はエリートサラリーマンだったが、退職後は「蟻んこクラブ」という歩く会で楽しく余生を過ごしている。 2人の息子は独立して、別々の道を歩んでいる。 でも、実は娘がほしかった。 自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれでよかったのか。進学は、仕事は、それぞれ別の道があったのではないか...

感想・レビュー (3件)

今度生まれたらこの人とは結婚しない あの時別の選択をしていれば…という人生の分岐点は何度もある。70歳になると、残りの人生を何となく趣味で過ごすよう世間に促されるが、空しいだけ。 未来は何が起こるかわからないのだから、今やりたいことをやればいい。

70歳の女性が主人公。50代の今を大切に生きよう...と再認識するきっかけになった

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