雨上がり月霞む夜

雨上がり月霞む夜

西條奈加
中央公論新社 (2018年11月20日発売)
ISBN:9784120051395
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作品紹介・あらすじ

大坂・堂島で紙油問屋を営んでいた上田秋成は、一帯を襲った火事ですべてを失い、幼なじみの雨月が結ぶ庵のもとに寄寓して、衣食を共にするようになった。ところがこの雨月、人間の言葉で憎まれ口を叩く「遊戯」と呼ばれる兎を筆頭に、「妖し」を惹きつける不思議な力を持っており、二人と一匹の前に、つぎつぎと不可解な事象が振りかかるがーー。 江戸時代中期の読本『雨月物語』に材を取った、不穏で幻想的な連作短編集。

感想・レビュー (1件)

心からの友であり、自分の疫病により亡くなった亡者との語らい、