作品紹介・あらすじ
倒錯した愉楽の使徒・サド侯爵。風俗壊乱で獄にある彼を、妻ルネは十八年にわたり待ち続ける。だが釈放の刹那、一転、修道院へと向かう決意を固め…。果して妻は、夫の何を信じていたのか(「サド侯爵夫人」)。血塗られた粛清の奥底に潜む、独裁者を衝き動かした狂気とは?(「わが友ヒットラー」)。互いに照応し合う「一対の作品」と自ら評した、代表的戯曲2篇。「サド侯爵夫人」は澁澤龍彦に感化され執筆。芸術祭賞を受賞した...
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