嫌な奴

嫌な奴

木原音瀬
地方・小出版流通センター (1998年4月18日発売)
ISBN:9784882717867
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作品紹介・あらすじ

杉本和也は、大嫌いな「親友」三浦に会うため12年ぶりに故郷を訪れる。再会した三浦は昔と変わらず嫌な奴だったが、和也はどうしても突き放すことができない。三浦に押されるまま、一緒に暮らすことになってしまい-。お待たせしました!BBN第二弾、シリーズ6連作を一挙収録して堂々登場。

感想・レビュー (1件)

『美しいこと』に引き続き、おもしろかったのでまた夜更かししてしまった。杉本は自己中心的で身勝手で被害者意識が強くて臆病で、あまり感情移入の余地はないはずなのだが、自分に近いと感じてしまい、それでちょっとイライラしながら読んだ。もう観念したら?と杉本に何回言いたくなったかわからない。杉本の女運が皆無だったので、三浦との腐れ縁でやっていくの、全然ありじゃないかと思った。ラストあたりはなんだか元サヤに戻れたような変な安心感。結ばれたあとの、「その後のサンクチュアリ」は三浦がかわいくて最高。