レビュー (1件)
『美しいこと』に引き続き、おもしろかったのでまた夜更かししてしまった。杉本は自己中心的で身勝手で被害者意識が強くて臆病で、あまり感情移入の余地はないはずなのだが、自分に近いと感じてしまい、それでちょっとイライラしながら読んだ。もう観念したら?と杉本に何回言いたくなったかわからない。杉本の女運が皆無だったので、三浦との腐れ縁でやっていくの、全然ありじゃないかと思った。ラストあたりはなんだか元サヤに戻れたような変な安心感。結ばれたあとの、「その後のサンクチュアリ」は三浦がかわいくて最高。
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